事例|リトル・ママフェスタ|地元ママと全国80回開催!地域密着×全国展開のノウハウから、シニア世代へ広がる“新しいワクワク”

全国で年間80回以上開催され、親子で楽しめる大規模イベントとして知られる「リトル・ママフェスタ」。そんなイベントを支えるのは、地元ママの力と、運営現場に最適化された「イーベ!」のシステム。受付から予約・決済・リマインドまで、イーベ!は裏方として長年ご活用をいただいています。
そして、運営会社である株式会社エンファム.様は新たに“バブル世代”をターゲットにしたシニア向けイベント「bjb(バブルじいじ・ばあば)コレクション」をスタート。「もう一度輝きたい」50代以上の思いを応援する新たな挑戦の場でも、イーベ!が活躍中です。
ファミリー層からシニア層へと広がるイベントの舞台裏にある、現場目線の工夫と進化に注目しました!
検 討
全国展開し、規模も拡大傾向にあるファミリー向けイベント「リトル・ママフェスタ」。
自社開発のシステムなどで運営してきたが、運営コスト見直しの必要性を受けて、外部サービスへの切り替えを検討。
導 入
2021年より、受付〜リマインドまで一貫して対応できるイベント管理システム「イーベ!」を導入。全スタッフがアクセス・操作できる設計で、各地の運営体制に柔軟に対応。
効 果
QRコード受付やチケット残数のリアルタイム共有、リマインド配信により運営効率が大幅に改善。その運用ノウハウは、2023年スタートのシニア向け新イベント「bjbコレクション」へも展開されている。
取材先情報 / イベント概要
企業名 | 株式会社エンファム. |
ジャンル | ファミリーイベント |
利用歴 | 2021年~ |
リトル・ママフェスタ
- プレママ・子育て中のファミリーに向けた国内最大級イベント
- 全国約37都道府県にて開催
- それぞれの都道府県にて年に2回開催、年間開催数は80回を超える
- 各会場1日 2,500〜5,000名 / 2日 5,000〜15,000名ほどが参加(子ども含む)
bjbコレクション(2023年より新たにスタート)
- 「リトル・ママフェスタ」での実績を活かした新規展開
- バブル世代の「じいじ・ばあば」層に向けた大人の文化祭
- 2024年は2日間開催を2回、各回2,000名ほどが参加
- インスタグラムやyoutubeなどで幅広く情報発信
この記事の内容|もくじ
● 運営|全国で拡大する「リトル・ママフェスタ」の舞台裏
● 活用の実態 | 「受付からリマインドまで」イーベ!で支える運営体制
● 次なるステージへ|「bjbコレクション」で始まる新しい挑戦
● イベントは続く | “ママからじいじ・ばあばへ”広がる挑戦とイーベ!の役割
運営|全国で拡大する「リトル・ママフェスタ」の舞台裏
「リトル・ママフェスタ」は地元ママたちとともに育まれ、各会場に多くの家族が集まる国内最大級のファミリーイベント。
こちらの「受付・予約・決済・リマインド」といった運営の裏側に「イーベ!」を活用いただいています。
今回は、事前に現地を訪れ、賑わう会場とイーベ!の活用状況も取材しました。
現場で企画運営を担う株式会社エンファム.の白根様に伺った、現場ならではの工夫とイベント運営のリアル。福岡会場の写真とあわせてご覧ください!
― 先日、福岡会場へお伺いしました!すごい数の参加者でしたね。

ありがとうございます!会場にもよるんですが、前回の福岡では、来場者全ての人数でいうと合計4,400名くらいの方に来ていただきました。
先日開催した静岡会場は、1日のみの開催でお天気も良くなかったのですが、来場者は3,700名を超えました。

リトル・ママフェスタ 福岡2025Aug の様子
― イベントの開催数自体も年々増えているんでしょうか?
増えています!2年ほど前から、「全国47都道府県を制覇しよう!」という目標を掲げて進めています。
もともとは東京・大阪・福岡の3都市で開催していたのですが、イベント中に隣県から参加された方に「うちの県でもやってほしい!」というお声をいただくことがあり、そこからどんどん広がっていきました。
「リトル・ママフェスタ」では、当日の受付や列の案内などを地元のママたちにお願いするのが基本スタイルです。
「開催するとしたら、お手伝いしていただけますか?」とお声がけして一緒に準備を進め、開催に至ったこともありましたね。
― 地元の「ママ」とイベントを作り上げているんですね。
はい。地元のママたちと一緒に運営することで、よりファミリーに優しいイベントづくりができると考えています。たとえば、会場に電源コードが1本出ているだけでも、子どもが引っかかってしまうかもしれない。だから、事前にすべてテープで留めておこうとか。「並ぶのが大変そうだから、通路を少し広めにとろう」といった、ママならではの視点からの気づきを大事にしています。
そういった小さな工夫を重ねて、会場ごとに運営の改善を続けているんです。
― イベントへ参加している企業のジャンルが様々でしたね。
はい。子育てや育児を応援したいという思いをもった「子育て応援企業」の皆様に出展いただいています。
たとえば、住宅メーカーさんであれば「子どもと一緒に住む家づくり」の情報を。
生協さんだと、「働きたいママ向けの情報」や「離乳食の案内」…など、それぞれの立場から子育てを支えたいという思いを持って参加してくださっています。
また、地方の会場ではマンションよりも一戸建てを扱うハウスメーカーさんの出展が多かったりと、地域によって出展企業にも違いがあって、それがまた面白いところです。

福岡会場(2025)のリーフレット。参加企業は30社にのぼる
― 逆に、どの会場でも共通して大切にしていることはありますか?
「ワクワクしてもらえる空気感」を大切にしています。例えば入場自体にも、バルーンでアーチを作って楽しさを演出できるように工夫しています!

福岡会場のバルーンアーチ。入場自体にもワクワク感!
また、すべてのコンテンツを全会場に取り入れることはなかなか難しいのですが、座って遊べる「広場」を作って、子どもだけでなくおじいちゃんやおばあちゃんがすこし休憩して、またブースを回っていただけるようにしていますね。あとはキッチンカーを呼んだりマルシェブースで軽食を販売して、休憩を挟んで丸一日楽しめる、「お出かけスポット」として楽しんでもらえるように工夫しています。

会場の様子。福岡会場では、2階席を開放し休憩できるようになっていた
活用の実態 | 「受付からリマインドまで」イーベ!で支える運営体制
― 今までの「リトル・ママフェスタ」でのイーベ!利用について教えてください。
主に入場チケットとして利用していますが、チケット以外でも、入場者数の把握や、リマインドメールの送信などでイーベ!を活用しています。
たとえばリマインドメールだと、前回参加していただいた皆様のリストを作成して、また同じ地域で「リトル・ママフェスタ」を行いますよ!という通知をイベント開始の3ヶ月前にお送りしたり。その後、お申し込みをいただいた方にはキッズレースやおひるねアート撮影会など、別で予約が必要なものについてお知らせをしています。
他サービスでもメールマガジンの運用はしていますが、「特定のチケットを取った方」へ情報を伝えるというポイントでイーベ!のメール機能を利用しています。
イーベ!機能▶自動リマインダーメール配信
― 事前にデジタルで申込を管理されていますが、キッズレースの受付ではあえて手作業で受付チェックをされていました。どんな理由からですか?
アナログだと思われましたよね(笑)でも、回数を重ねて確立した方法なんです。
イベント自体の入場にはQRコード読み取りを行うのですが、キッズレースに関してはイーベ!で受けた申込内容を、前日にすべてダウンロードして紙でのチェックを行っています。というのも、レースに参加するお子様にはお名前を書いたゼッケンをつけてもらうのですが、お申し込み時に間違えてパパやママのお名前が入力されているケースが多かったんです。
子どもの名前を間違えるというのは避けたいことなので、必ず口頭で確認して、お聞きしたお名前で間違いなくゼッケンを作成するというオペレーションを取っています。手間にはなってしまうのですが、参加いただく皆様との関係性を大切にするためにも、ここだけはアナログ対応に行き着きました。

「カタカタレース」の受付の様子。並んでいるときに声がけし、あらかじめ名前を聞くことでスムーズ化されていた
― これほどの大規模イベント、事前準備が大変ではないですか?
はい。会場が増えるほどに関わるスタッフも多くなるので、情報の共有や認識のズレが起きないようにするのが一番の課題だと感じています。
そのため、シートを作って進行を管理したり、常に来場予定者数を意識して動いています。営業面でも「今、何名が申し込んでいますか?」とクライアントに聞かれることが多いので、すぐに答えられるように、イーベ!のシステムは関係者全員が確認・操作できるようにしています。
チケットの管理も重要で、枚数が少なくなってきたら、気づいたスタッフが「今、残りこれくらいです」と共有して、「じゃあ◯枚追加しよう」とその場で判断できるようにしています。イーベ!の管理画面はスタッフみんな操作できていて、当日もPCから入場状況を随時確認しながら、必要に応じて情報を更新・記録しています。
― 受付の場面ではお力になれたでしょうか?
イーベ!を導入する前は、アナログでの対応から自社アプリまで、様々な方法を試しました。
イーベ!でQRコードを使い始めた2021年の頃も、操作に慣れていない方が多く、受付に時間がかかってしまうこともありました。ですが今ではQRコードの利用が一般的になり、参加者の方々もスムーズに対応してくださるようになったため、受付業務が格段に楽になっています。
もともと「リトル・ママフェスタ」では、参加者がスマートフォンに表示したQRコードを、受付スタッフがタブレットで読み取るというかたちをとっていました。ただ、手元が動いて読み取りに時間がかかることもあり、よりスムーズな方法を模索していたんです。
そこで、「ママたちはQRコードの操作にも慣れているだろう」という前提のもと、タブレットを固定し、参加者自身にQRコードをかざしてもらう方式を導入してみると、受付のスピードが大きく改善されました!
以前は、QRコードを読み取る人と、リーフレットを渡す人の2名体制で受付を行っていましたが、現在は1人で対応できるようになっています。
その分、余った人員を列の整理に回すなど、運営の効率化につながりました。
一方で、株式会社エンファム.が新たに開催しているシニア向けイベントでは、参加者の多くがQRコードに不慣れなため、受付スタッフがタブレットを持って読み取る方式を採用しています。参加者の年代や特性に応じて受付の方法を柔軟に変えていくことが必要ですね。

リトル・ママフェスタは「かざす」で受付。スタッフはリーフレットを渡す1名のみ
次なるステージへ|「bjbコレクション」で始まる新しい挑戦
― 今後、イーベ!はどのような点でご利用いただけるのでしょうか。
先程も話題に上げました、シニア向けイベント「bjbコレクション」でイーベ!を引き続き利用する予定にしています。
少し冗談のようになってしまうんですが…「bjb」というのは「バブル・じいじ・ばあば」という意味なんです。バブル世代の方が今やおじいちゃん、おばあちゃんと呼ばれる時代になっていて。今は人生100年時代と言われていますので、そんな「bjb世代」の皆さんが楽しく生きるヒントを見つけられるようなイベントをしよう!ということで開催しています。
― 「bjbコレクション」ではどんな催しが行われるのでしょうか。
内容としてはバブル世代の象徴となるゲストによるトークショーやステージ、例えば石田純一さんのトークやバブルガム・ブラザーズのブラザー・コーンさんによるミニライブ、バブル世代で情報発信をされていらっしゃるインスタグラマーにご登壇いただいたりしています。
そういった催しのほかにも、一般の方にステージに立っていただこうという企画もしていて、習い事でされている歌やダンスなどのお披露目タイムがあったり、夕方からは「ディスコタイム」を設けて80〜90年代の曲で楽しまれています。
「リトル・ママフェスタ」ではママたちの役に立つような情報をというコンセプトですが、「bjbコレクション」では、今も現役で頑張っている芸能人や、やりたいことをやって輝いている方を見て、自分らしい生き方やそのヒントを見つけていただきたいというコンセプトで企画しています。3月には福岡でも開催する予定です!刺激的だと思いますよ。

2025年6月に開催されたbjbコレクションの様子
― インスタグラムを拝見すると、「こうなれたらいいな」と思えるような方が掲載されていますね。
はい、周りの目を気にして…というよりも、「自分らしさ」を求めて年を重ねてこられた方ばかりなので、私自身、皆さんとお話していてとっても面白いなと思っています。まだまだ始まったばかりのイベントですが、より多くの人に知ってもらいたいと思っています!

bjb公式のinstagram。イベント情報のほか、「bjb」世代へのインタビューなどが並ぶ
https://www.instagram.com/bjblife/
― 子育てイベントからシニア向けイベントへ目を向けたきっかけはありますか?
「リトル・ママフェスタ」に来ているおじいちゃんやおばあちゃんを見ていて、今の「じいじ・ばあば」ってとっても若いな、と感じたんです。そんな方々に、もう一度輝いていただきたい。そしてその姿を応援したいという気持ちがあって、「bjbコレクション」の開催に至りました。「リトル・ママフェスタ」に来られている方にチラシを配ったり、メールマガジンで「じいじ・ばあばにお知らせください」というメッセージを送信する形でご案内しています。
私たちにとって、「リトル・ママフェスタ」と「bjbコレクション」はまったく別のものというより、つながっているんです。イベントとしてはまだ始まったばかりですが、これからいろんな媒体を通じて、もっと多くの方に情報を届けていきたいと思っています。
― これからもぜひイーベ!にお力添えさせてください!
イベントは続く | “ママからじいじ・ばあばへ”広がる挑戦とイーベ!の役割
「リトル・ママフェスタ」は、開催ごとにスタッフの気づきや参加者の声を取り入れながら、少しずつ運営を進化させてきたイベントです。「電源コードを留めておこう」「スペースを広めにしよう」など、ママならではの視点で改善を重ねることで、家族みんなが安心して楽しめる会場づくりを実現されています。
そうした工夫の積み重ねを、イーベ!は受付やリマインド、当日の入場管理など、運用面から支えてきました。また、機能をしっかり活用いただきながら、現場で必要とされる使い方に合わせて柔軟にご利用いただいているのもとっても印象的でした。
そして今、新たに始まった「bjbコレクション」では、イベントの対象が子育て世代からシニア世代へと広がっています。「リトル・ママフェスタ」で築かれたノウハウや視点が、次のチャレンジにも活かされているのがわかります。
株式会社エンファム.様の「ワクワクしてもらいたい」という目線から始まる取り組みは、世代を超えて、これからも広がっていきそうです。イーベ!はその裏側で、これからも運用の基盤としてしっかりと支えていければと思います。

カスタマーサポートより
普段より、株式会社エンファム.様が地元のママさんや企業と一緒にイベントをつくりあげていく姿勢に、私たちも大きな刺激をいただいていました。
今回会場にお伺いし、受付や導線、空間づくりの随所に工夫が凝らされている様子を拝見し、「参加者に楽しんでほしい」という思いがしっかりと形になっていることを実感しました。
“ワクワク”を届ける取り組みは、ファミリー層向けの「リトル・ママフェスタ」から、シニア世代に向けた「bjbコレクション」へと自然に受け継がれており、新たな形で広がっているのを感じています。これからもイーベ!が、その運営の一助となれましたら嬉しいです!
引き続きどうぞよろしくお願いいたします!
この記事をつくった人

稲田結子 | イーベ!広報担当。タウン誌編集部での取材・撮影経験を活かし、「イーベ!」の広報として自治体や企業の取り組みをわかりやすく届けるお手伝いをしています。実際の活用現場のお話をもとに、よりよいセミナー・イベント運用のための工夫や仕組みを伝えていきます。
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