伴走サポート事例|徳島・山奥の休校に100人「親子で防災デイキャンプ」を2人で運営+イーべ!スタッフ
四国の右下・徳島。県内でも人口密度が最も低い那賀町で、夫婦ふたりで営む広告代理店の株式会社もちもちデザインが「親子で防災デイキャンプ」を主催。イベント主催は初心者であるふたりが、イーべ!を使って開催してみた事例を妻の村上からお伝えします。
この記事の内容 | もくじ
・はじめに|田舎移住夫婦の2人会社が企画&主催
・初期設定|イーべ!カスタマーサポートの伴走。画面共有でスムーズ
・運用中|つまづいたらイーべ!カスタマーサポートに即相談
・開催直前|「リマインダーメール機能」で後手をフォロー
・当日レポート|人が大勢いるのを、初めて見た
イベント概要
主催 | 株式会社もちもちデザイン |
イベント名 | ほけんのジョーpresents 親子で防災デイキャンプ(令和4年度那賀町移住交流推進事業) |
料金 | 無料 |
会場 | 旧桜谷小学校 徳島県那賀郡那賀町(2014年消滅可能性都市全国12位) |
ジャンル | 防災と移住のファミリーイベント |
規模 | 約100名 |
開催実績 | 2回目の開催(第1回目は50名規模で実施) |
はじめに|田舎に移住した夫婦2人の会社が企画&主催
目の前には山、山、川、鹿、猿 ―― 。
私たちが住んでいる那賀町は、県下最大面積695km2(ちなみに東京23区が622km2)を誇りつつもその95%が山、残りの5%に人が住んでいるという田舎です。
毎朝山にかかる美しい霧や晴れの日の広い青空、大粒の星がぼたぼたと輝く夜空、時には虹の麓まで見えるこの土地に惚れ込んで過ごしています。
日本最長のオフロード「スーパー林道」や日本最多の「農村舞台」、「ゆず」「けいとう」「あいおい晩茶」などが有名
「防災」テーマに町外から集客
もちもちデザインは広告会社ですが、地方創生にも力を入れています。夫婦ともに「とくしま移住コーディネーター」の資格を取得し、空家の紹介動画制作、廃校利活用事業など多岐にわたり活動。先輩移住者の方々と会話する中で「人は、地域に魅力を感じて移住しているというより、実は現地に住む”人”に魅力を感じて移住するのかもしれない」と思い付き、外部の家族と那賀町内の家族が知り合いになれるイベントを構想。
いま、四国の子育て世帯が特に関心を寄せる「防災」をテーマに「親子で防災デイキャンプ」を企画しました。
イベントの告知にFM徳島さんへ。FM徳島 パーソナリティー土橋琢史さんにも告知をお手伝いいただきました
告知方法
徳島の地域に根ざした告知を行いました。車社会の徳島、ラジオもよく聴かれています。初めて告知が流れた当日に参加申し込みが来るというレスの良さでした。
新聞 | 徳島新聞 |
ラジオ | エフエム徳島 |
Intstagram | もちもちデザイン自社アカウント |
チラシ | 徳島市内 100 部、那賀町内 200 部で配布 スポーツクラブ、ショッピングビル、道の駅など |
初期設定|イーべ!カスタマーサポートとの画面共有でスムーズ
イーベ!導入理由は少数運営におけるミス防止
100名規模のイベントをたった2人で運営するにあたり、一番の懸念は人的ミスです。参加者への対応漏れを防ぐため、イーベ!を利用しました。
「まずは一度さわってみよう」
管理画面はやさしく、イベントに不慣れな私たちでも一通り設定完了。
しかし、不備もあるかもしれないという不安で、イーベ!カスタマーサポートとのZoom会議を依頼。会議では元気いっぱいの担当者さんに画面共有しながら操作を教えていただき、細かな疑問を解消できました。
運用中|つまづいたらイーべ!カスタマーサポートに即相談
様々な視点から提案。解決策はひとつじゃない
ドローンの体験予約をイーベ!フォーム上で受け付けたく、イーベ!カスタマーサポートに相談。最初は予約フォームへ実装する方法を話し合いましたが、私の希望を全て通すとかなり複雑な設計に。カスタマーサポートからは「フォーム上で予約を用意してもいいが、当日入場時に口頭で体験の順番を決めたほうがスムーズかもしれない」と提案されました。
代わりに、参加対象者が少なそうなハイハイレースの予約を設けて参加者がいるかを把握しておいたほうがいいのでは?と提案いただき、言われてみれば…!と納得しました。
イベント全体の相談相手に
初期設定時からイベント当日まで、イーベ!カスタマーサポートとは4~5回連絡を取りました。
機能面のサポートをしていただくのはもちろん、私のやりたいことを細やかにヒアリングしていただいているうちに情報が整理されて課題が明確になり、イベント全体がだんだんと見えてきました。
校庭の草刈りや体育館の掃除といった会場準備も、地域の方に協力していただきながら汗を流して地道に進めました。子どもたちも雑巾がけで大活躍!
イベント直前|「リマインダーメール機能」で後手をフォロー
イベント公開時に間に合わなかった情報は一斉メールで補足
本イベント、正直2人で回すには規模が大きすぎました。
そんなときに助けられたのがリマインダーメール。
- 「会場MAP」を送る
※ 開催告知の段階では作成が追い付いていなかった
- 「持ち物リスト」を送る
※ イベント直前になって持ち物リストの項目が増えた
など、臨機応変にフォローができました。
メーラーから参加者一人一人にメールすると人的ミスを起こしかねない危うさがありますが、イーベ!で一括作業できたため的確に素早く作業できました。
当日レポート|人が大勢いるのを、初めて見た
いつも静かな校庭に、車、車、車……
イベント当日。いつもは静まりかえった校庭に100名が一斉に集まり、賑やかな声が響き渡りました。近隣住民の方々にも予め回覧板でお知らせしており、様子をのぞきに来てくれるおばあちゃんたちの姿も見られました。
グラウンドでは防災食を実際に調理して実食。子どもたちの味の好みを把握しておくと、家庭で備える際の参考に
体育館の中では、防災ゲームや先輩移住者によるお花とお米の直売会、シュロのはえたたきワークショップ、ほけんの相談、ミニ四駆にドローン体験、ハイハイレースと、盛りだくさんのコンテンツ
地域のボランティアの方々に助けられて
本イベントを開催するにあたり、欠かせないのが地域の方々の存在です。普段から一緒に草刈りをしたり、消防団で助け合ったり、町おこし活動を行ったりしている方々の家に行ってお願いし、手伝いに来ていただきました。
イベントを支えてくれた方々
- 先輩移住者(パパママ友、地域おこし協力隊)
- 那賀町防災士の会(自主防災組織)
- 大学生(徳島大学、四国大学)
など。
イベントの趣旨に共感してくださり、それぞれ仕事に家事に忙しい時間を割いてボランティアで駆けつけてくださいました。
実は私は、自分をあたたかく受け入れてくれた地域の方々に恩返しがしたくて、法人で自営業をしている自分の立場で地域の利益になることを探し、イベントを企画しました。しかし、結果的に地域の方々の力に頼った形となりました。ただただ、感謝の一心です。
すべてのブースにボランティアスタッフが常駐。町外からやってきた家族と和気あいあいと話し、那賀町ならではのスケールの大きなアクティビティを満喫してもらいました
スタッフ同士の連携にも「イーベ!」が使えそう
今回、ボランティアをしてくれたスタッフの方々とは、個別LINEでやりとりをしました。イーベ!でスタッフ用のイベントを立てて、そこに登録してもらっていれば、一斉メール機能でもっと素早く連絡ができ、管理者間での情報共有も同時にできたということに、後から気づきました。
2人の会社で100名規模のイベントを主催することは本当に大変でしたが、イーベ!のおかげでイベント開催経験のない私でも何とか開催できました。
Zoom会議中にイーベ!カスタマーサポートがぽつりと一言「ハイハイレース、大人も参加したいですね~」。面白い提案、取り入れさせていただきました!
カスタマーサポートの力を借りることで、
- イーべ!の豊富な機能を自力で勉強する必要がない
- つまづいたときの解決ノウハウが豊富
といった点で助けられました。
またイベント主催の機会があれば、もっとイーベ!を使いこなしてさらに価値の高いイベントにしたいです。
コワーキングスペース、サテライトオフィスとしての旧桜谷小学校
今回開催地となった旧桜谷小学校は、一部の教室を改装し「シェアオフィス桜谷」として生まれ変わっています。普段は私たちもちもちデザインが管理しているので、興味をもっていただけた方はぜひお電話でご連絡ください。
施設名 | シェアオフィス桜谷(Shared Office Sakuradani) |
住所 | 〒771-5511 徳島県那賀郡那賀町水崎水崎原27 |
ホームページ | https://sosakuradani.jp/ |
利用可能時間 | 9:00〜17:00(土日祝も可) ※前日までにお電話でのご連絡をお願いしております。 |
連絡先 | 0884−63−0255(株式会社もちもちデザイン 担当:谷澤) |
利用料 | 那賀町外の方100円/日、那賀町民の方は無料 |
あるもの | 駐車場、Wi-Fi、車で5分でいけるコンビニ |
ないもの | 複合機、歩いていけるコンビニ |
旧桜谷小学校までの通学路。つり橋を渡って通学してみたかったという方。校舎の中には現在コワーキングスペースがあります。「通勤」なら叶いますよ!
レポートは以上です。
ぜひ、那賀町に遊びにきてくださいね♪
ありがとうございました!
この記事をつくった人
村上知圭 | 福岡の広告制作会社にてコピーライターを経験し大阪の代理店へ。WEBとラジオの分野で広告プランナー / 制作ディレクターを兼任。結婚を機に夫の地元・徳島県那賀町に移住し、株式会社もちもちデザインを夫婦で設立。現在徳島県移住コーディネーターとして空家紹介や小学校跡地の利活用事業等を行う。2児の母。
坂田洋子 | 編集・クリエイティブディレクター。イーべ!広報担当。デザイナーとして、CI、企業広告、食品・化粧品広告制作に携わる経験から、セミナー・イベント開催における集客、「人を動かす」仕組みなどをご提案しています。サメが好きです。Twitter
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