【セミナー編】106名参加-学びをより深くする双方向なセミナー手法レポ〈 3/3 〉リクトさま主催 / 選ばれる会社やデザイナーになるためにin福岡
前列の空席への移動を勧める運営スタッフさん
イーべ広報担当 坂田
こんにちは! 3度目のご挨拶になります。イーべ!広報担当坂田です。
事前準備→受付ときてようやく本番!
この記事では『登壇者と参加者が双方向でいられる円滑なセミナー手法』についてレポートします。
アンケート用紙を有効に。参加者が助かる「空席」表記
106名が集まる会場の受付開始前。各机の上には、お水と一枚のシート。
「 空席 」
席を確保してから席を離れる時、この用紙を裏返せば私物を置いて在席を知らせたりせず、スマートに「在席」を伝えられるようになっていました。
この用紙には、当日の説明とアンケートが。
セミナー開始とともに、ファシリテーターのリクト・山田 修史氏から説明があります。
「手元のアンケート用紙は、講話を聞く前に、今自分が疑問に思っていることなどを書いておいてください。セミナー終了時に見直すと、きっとイメージが変わっていると思います」
な・なるほど!!
本来「主催側の今後の為のもの」であるアンケートが「記述者のためになる」使い方です。
長尺のセミナーのラストともなると、疲労感や、次の予定の為にバタバタと会場を離れることも考えられます。それも解決できるとても効果的なアンケートの在り方だと感じました。
Point アンケートへ事前書き込みを促し、参加者にとっても有意義なものに
さらに、参加特典でもある講話スライドの配布についても、「空席」シートにQRが掲載されていて、pdfで手元のスマホやPCで閲覧できるようになっていました。
今回のセミナーは2名の講師がそれぞれ90分間登壇。資料のスライドは枌谷 力 氏 97ページ、荒砂 智之 氏 171ページという大ボリューム。
pdfで見られることで「セミナー中、メモが忙しくて話に集中できない」ということこともなく、参加者も余裕をもってセミナーに集中することができました。
質疑応答をランキング化。時間を最大限に活かす
質疑応答は、ファシリテーター 山田氏の進行のもと、講師両名が並びたっぷり40分間。今回は、会の始まりからslido(スライドゥ)を利用し、質問を募っていました。
slido(スライドゥ)とは
会場からの質問を匿名で集められるサービス。参加者がスマホやPCから質問やメッセージを投稿することができる。
質問があっても、106名が集まる会場で声を挙げるのはなかなか勇気が必要です。また、会の終盤となると序盤に思い浮かんだ質問を忘れてしまうこともあります。
それらをフォローしていたのが「slido」でした。
質問が匿名投稿でき、さらに、その質問へ他の参加者が「good」を付けることで「人気の質問」をランキング化。
「みんなが気になっている内容を被りなく確実に質問できる」という、限りある質疑応答時間をこの上なく効率的且つ効果的にできていました。
slidoを通じて、他の参加者の解釈まで共有できることも大きな利点です。
また、このslidoに上がった質問には、後日、SNSを通じて回答されたり、セミナー外でも、講師と参加者が繋がりを持つことができるウェブサービスでした。
「Twitterで実況OKです」
「空席」シートに「ハッシュタグ、#ベイジの講座 を付けてツイートしてください」との記載。
Twitterに馴染みのない方には「???」と感じられるかもしれませんが、実は、IT関連のセミナーでは、「Twitterでメモをつぶやく」ということをしている人をよく見かけます。
リアルタイムでツイートすることで、それ自体がメモとなり、後で見返すことができますし、共通のハッシュタグを付けておくことで、同じセミナーに参加している人、同じことに興味があるアカウントと繋がることができます。
今回はテーマ的にもネットに長けた参加者が多かったのもあり、このハッシュタグにはわたし自身も助けられました。
「今、いいこと言ったけどなんだっけ!?」という時、Twitterを覗くと会場の誰かがツイートしている。それをリツイートして自分のメモにしたり、ツイート主に共感が生まれたりと、オフラインでは成し得ない繋がりを得ることができます。
また、「参加したかったけど参加できなかった!」という方が見て、内容を共有できること。SNSを通じて盛会の様子が伝わり、講師にとってもプラス作用に働くなど、参加者も巻き込んだPRが実現します。
今回は特に、時間中に答えきれなかった質疑について、講師が後日Twitterで回答するなど、開催の枠を越えるコミュニケーションが成り立っていました。
催しの中で、SNSを上手に利用することで、主催者としても参加者としても、多くのベネフィットを得ることができます。
セミナー終了後に出来ること。フォローメール
セミナーが終わってからも、主催者のやるべきことは終わりません。
熱冷めやらぬ時「ご参加ありがとうございました」のメールや懇親会の様子。今回のセミナーであれば、資料ダウンロードURLや、slido(スライドゥ)の閲覧ページを配信することで、セミナー終了後も振り返りがしやすくなります。
なぜフォローメールをするのかというと、セミナー自体の満足度が上がることで、「また、同じくらい充実したセミナーに参加したい」といった、今後の集客へ繋げる糸口になるからです。
イーべ!では、セミナー開催後のメール配信もリマインダー機能を使って、日時を指定して配信することができます。
セミナーの前後はバタバタしがちですから予め設定しておくと、当日がよりスムーズです。
今回の株式会社リクトさん主催の「選ばれる会社やデザイナーになるためにin福岡」では、イベントの意義を高める多くの手法が用いられていました。
講師のみならず、参加者の時間も最大限にするアイデアの数々のおかげで、濃い時間を過ごすことができました。
尚、『選ばれる会社やデザイナーになるためにin福岡』自体のセミナー内容については Twitterハッシュタグ #ベイジの講座 で検索いただくと、かなりのボリュームでTweetされていますので、是非ご参照ください。
株式会社リクトさま、取材のご協力ありがとうございました。
〈 Text ・写真 イーべ!広報 担当 坂田洋子 〉
もくじ/106名参加-学びをより深くする双方向なセミナー
事前準備編
● セミナー概要
● 良いコンテンツは選ばれる
● 事前に明確なタイムスケジュールを伝える
● セミナー当日のリマインダーメール
受付編
● 事前決済+QR受付で106人受付も待ち時間ZERO
● 懇親会も同時告知でキャッシュレス&参加しやすく
セミナー当日編
● アンケート用紙を有効に。参加者が助かる「空席」表記
● 質疑応答をランキング化。時間を最大限に活かす
● Twitterで実況OKです
● セミナー終了後に出来ること。フォローメール