イーべ!で登園管理の可能性を探る | 2022年9月、バス置き去り事故を受けて

※ 本記事はイベントサービス「イーベ!」に現状実装している機能を使い、「登園管理」に利用する方法を模索したものです。

登園確認用QRコードを携帯するイメージ( 画像内QRコードは撮影用に仮に作成したものです )

イーべ!広報担当、坂田です。

2022年9月、前年 福岡での記憶も鮮明に残る中、再び園児が登園バスに取り残される残念な事故が起きました。イーべ!運営スタッフも半数は育児世代で、深く心を痛めています。

全国の家庭・保育施設・行政等が各々対策を講じていますが、イーべ!運営としても、人の流れを管理するシステムとして、「イーベ!でできることはないか」を話し合いました。

末尾に弊社代表・幡司もコメントさせていただいております。ぜひ、最後までご覧いただけますと幸いです。

この記事の内容 | もくじ
1.【基本イメージ】登園管理・屋外活動で置き去り防止
2.【応用イメージ】園イベントで集金、一斉メール
3.【デメリット】日常向けではない設計。戸惑いを生む可能性
4.【まとめ】今もつ技術を伝えることの意義
5. 代表・幡司より

1.【基本イメージ】登園管理・屋外活動で置き去り防止

イベント管理システム「イーベ!」のQRコードを使った「入退場管理機能」を使用します。

イーベ!の「QRコード入場機能」を幼稚園の「QRコード登園機能」に

■ 登園管理の流れ

1. 園児ひとりひとりに印刷したQRコードを発行(本記事の冒頭写真を参考)

2. 園に到着し教室に入ると、職員がイーべ!スマホアプリでQRコード読込

イーベ!管理画面上で該当園児のステータスが「登園完了(受付済)」に

イーべ!管理画面で「登園(入場)」時間が表示される

3. イーベ!が保護者に「登園完了」メールを自動送信

退園時間は同じくQRコード読込で「退園完了(退場)」

保護者へ 登園完了メール を配信することで、園の関係者だけではなく、保護者も園児の行動を把握できることが大きなメリットと考えています。「もし、通知がなかった場合」保護者から園へ確認を促すことができます。

※ 登園完了 / 退園完了が「できていない」ことを報せるアラート機能は現在実装していませんが、将来的に実装は可能です。

【 アイディア 】屋外活動の人数確認にも利用できる
屋外活動の際、現地到着時にQRコード読込し(入場状態)、現地を離れる時に同じくQRコード読込(退場)することで、人数管理を行うことができます。

■ 導入のハードルが低い

参考では100円ショップで買えるホルダーに入れて撮影

  • 【 必要機器が少ない 】専用のリーダー不要。園児は印刷したQRコードを身につけておくのみ。園での読み取りは、スマートフォン(もしくはiPadなどのタブレット端末)に無料のイーべ!アプリをインストールして使用。

  • 【 通知を受ける側にもやさしい 】登園完了通知をEメールで。Eメールは誰もが持っており、専用アプリなどのインストールが不要である為、保護者に負担をかけない。

例えば、介護の現場でも同様の流れで利用できる

2.【応用イメージ】園イベントで集金、一斉メール

■ イベント出欠の確認や集金などに

  • 保育参観や運動会などのイベント時に、イーべ!を使って出欠確認
  • 日常的な給食費や保護者会費、備品代などをイーベ!で集金(保護者はクレジット・コンビニ決済できる)

■ 一斉メール

  • メッセージ機能で保護者へ一斉メール送信
  • 緊急時など重要度が高いお知らせを到達率が高いSMS(電話番号メール)配信

3.【デメリット】日常向けではない設計に戸惑う可能性

各機能がイベント向けになっている(毎日メールが届く、表記がイベント向けの表現)

  •  登園(入場)の度に保護者へメール配信するため、毎日のメールが煩わしくなる可能性
  • イーベ!はイベントを前提としたサービスである為、「登園」=「入場」、「退園」=「退場」といった表記になる
  • 「入場」としてQRコードを読み込むと、次の読み込みは「退場」に。もし退園時、「退場」処理をしていない場合、翌朝の読み込みが「退場」として処理される。(イーべ!管理画面で随時設定可能)

パソコン操作が必要

  • 保護対象者(園児)と、読み込みなどを行う現場(幼稚園教諭・保育士)でのオペレーションはシンプルだが、毎日使い続けるにあたって、日々、イーベ!管理画面にログインし、一定の操作をする必要がある。

4.【まとめ】今もつ技術を伝えることの意義

本構想は、あくまで現状のイーべ!の機能を駆使し、「登園管理をするには」と考えたもので、園運営においてベストとは言い難いものであると認識しています。

しかし、もしかしたらイーべ!と何らかのサービスを組み合わせることで、命を守るソリューションが出来上がるかもしれませんし、イーベ!単体の一層の機能充実で、今より広い業種の皆さまにお役立ていただけるかもしれません。

ただ率直に、起こってしまった事故を受けて、「わたしたちが持つ技術で“今”できること」を考えました。社会の不安、安全を守るアイデアを、思考停止せず考えていきたい。イーベ!運営チーム全員の思いです。〈 広報 坂田 〉

5. 代表・幡司より

去年に引き続き、5歳と0歳の子供を持つ親として非常に心が締め付けられる事件が起こってしまいました。一瞬は、会社や個人でできることはないか?と考えつつも「プロや行政に任せるのが一番だよな…」と一旦心に蓋をしましたが、今回、イーべ!の記事作成などの協力をいただいているもちもちデザインさんから「イーベ!で対策できないか」と声を掛けられ、再び心が揺さぶられました。

社内で今自分たちにできる最大限のことを考え、共有し、記事という形で発表することを決めました。何かの、誰かの役に立つかもしれないし、ただの自己満足で終わるかもしれません。

ただ、「仕方ない」で終わらせず、今回一歩進められたことを良かったと思います。

〈 イーべ!運営 株式会社 フラッグシステム 代表 幡司恭平 〉

Profile | 幡司 恭平 Kyohei Hataji 1981年、福岡県糸島市出身。福岡工業高等学校卒業後、一旦就職するも、21才頃(2002年)にPCを使った仕事に付きたいと思いプログラム会社に転職。しかし転職後半年で会社が清算になり、残ったメンバーで株式会社を設立。取締役に就任。2010年、株式会社フラッグシステム設立。2014年、イベント管理システム「イーべ!」をリリース。現在のべ200万人が利用するサービスとして拡大(2022年9月 現在)

この記事を書いた人

私も、2歳、0歳の子がいます。とても愛おしくて一番大切な存在です。二度と同じ事故が繰り返さないよう、大人たちで力を合わせていけたらと思います。

Profile | 村上知圭 | 福岡の広告制作会社にてコピーライターを経験し大阪の代理店へ。WEBとラジオの分野で広告プランナー / 制作ディレクターを兼任。結婚を機に夫の地元・徳島県那賀町に移住し、株式会社もちもちデザインを夫婦で設立。現在徳島県移住コーディネーターとして空家紹介や小学校跡地の利活用事業等を行う。2児の母。

小さな命と一緒に暮らす中、今回の報道は目をつぶりたくなる思いがしました。ひとりひとりが他人事にせず、できることを探すことが、子どもたちの未来に繋がると信じたいです。

Profile | 坂田洋子 | 株式会社フラッグシステム所属。編集・クリエイティブディレクター。イーべ!広報担当。CI、企業広告、流通・通販広告制作に携わる経験から、セミナー・イベント開催における集客、「人を動かす」仕組みなどをご提案しています。サメが好きです。2児の母。Twitter

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